「皆様」
「新年」
「あけましておめでとう!!」
スマブラ屋敷で、新年会が開かれた。
といっても、この世界はサ○エさん時空なので、住民達は基本的に永遠に年を取らないが。
「美味しい~!」
「お前は相変わらずこればっかりだな」
カービィはおせち料理に舌鼓を打っている。
ピカチュウはそれに呆れながらも、同じようにおせち料理を食べていた。
「「「「「乾杯!」」」」」
マリオとルイージ、リュウとケンとテリーは、酒を乾杯して飲む。
一八は、騒がしいのを煩わしく思い、皆から離れて一人で酒を飲んでいた。
「「「「かんぱ~い!」」」」
ジョーカー、ソラ、ネス、リュカなどの未成年は葡萄ジュースで乾杯する。
おせち料理は子供向けの味付けになっていた。
「おかわりは……いくらでもあるわよ……」
未成年用の葡萄ジュースと料理は、アシュリーが魔法で出したものだ。
彼女の分はもちろん用意してあるが、ヨッシーやカービィ並に量が多かった。
「ホ~ント、ここも賑やかになってきたわね~」
ベルは新年会をしている周りの様子を見ていた。
たくさんのファイターが参戦して、この世界はもっと賑やかになった。
死神であり、この世界に生きる者として、とても素晴らしいと感じた。
「ベルさん、食べないんですか~?」
「私は後で食べるわ。あんた達は楽しんでってね」
そう言って、ベルは別の場所に向かった。
こちらはシャドウ、ダークリンク、ランス、ジュカインの非公認ファイター組。
「「あけましておめでとう!」」
「「……おめでとう」」
ランスとジュカインが元気に挨拶し、シャドウとダークリンクが静かに挨拶する。
この四人は正式なファイターではないが、一応、皆と戦う事ができる。
「あけましておめでとうございますわ!」
アイシャが四人に挨拶する。
彼らを非公認ファイターにしたのは、彼女だ。
「おめでとう、アイシャ! ボクも新年会に参加できて、幸せだよ!」
「ふふふ……ちょっと豪華すぎたかしら?」
「パーティーはこれくらい華やかでなくちゃな」
陰の側にいるシャドウとダークリンクには合わないかもしれないが、パーティーというのはいつも華やかだ。
楽しんでいる皆の姿を見ると、アイシャまで心がうきうきしてきた。
「では、わたしは他の皆様に料理のおかわりを配ってきますわね」
そう言って、アイシャは別の場所に向かった。
「あっ!」
「きゃ!」
偶然、ベルとアイシャが遭遇して驚く。
「死神さん、どうしました?」
「メイドも、どうしたの?」
「あ、その、えっと……皆さんに料理を配るところでしたわ」
「偶然ね、私も料理を食べようとしたところなの。リンクとゼルダがいる席に案内してくれる?」
「はい!」
アイシャは、リンクとゼルダがいる席にベルを案内し、彼女を座らせた。
すぐにロンロンミルクとおせち料理を配り食べる。
「姿や世界は違っても、あんた達はあんた達よね」
「……ああ、そうだな」
「うふふ、今更何を言うのですか?」
ベルがこの世界のリンクとゼルダに挨拶する。
今まで彼女が出会ってきたリンクとゼルダは、姿も性格も、何もかもが違っていた。
しかし、彼らが「リンク」と「ゼルダ」である事には変わりがなかった。
見た目は違っても、中身は変わらないものである。
「一度、あんた達が入れ替わった事は覚えてるわ。今のリンクとゼルダじゃないと思うけどね」
「……?」
「まあ、おかしな事を……」
ベルがくすくす笑っている中、リンクとゼルダは?マークを浮かべる。
アイシャはそんな光景を微笑ましく見守っていた。
そして、時間が経ってきた頃、ステージにカービィとプリンがマイクを持って現れた。
どうやら、マスターハンドが呼んできたらしい。
「一発芸、二つのピンク玉が歌を披露しまーす!」
「げ」
「まずい!」
二人が歌おうとすると、マリオとピカチュウが慌てる。
「ソラ、早く止めるんだ!」
「そんなに慌ててどうしたんだ? 歌はかなり面白いイベントじゃないか」
事情を知らないソラがきょとんとしている。
実は、カービィとプリンの歌は、とんでもない力を秘めているのだ。
そんな事を知らないソラは、歌を止めるのは無粋だと思っていた。
「そうじゃない! カービィとプリンの歌は……」
マリオがソラに歌の危険性を伝えようとした瞬間。
「ボエーーーーーーッ!!」
こうして、騒がしくなりながらも、この世界で新たな時代が幕を開けるのだった。